私が用いるフラワーエッセンス

セッションで使用しているのはFES(Flower Essense Society)社のフラワーエッセンスです。

フラワーエッセンスはどのような歴史を持つのでしょうか。

1920年代後半から1930年代半ばにかけてイギリス人医師エドワード・バック博士によって開発されました。バックが作ったのは38種類でした。野の花を水に浮かべ、花を入れた水は太陽の熱に温められます。すると、花は徐々にそのエネルギーを水に放ち、水は花のエネルギーで満たされます。そうしてフラワーエッセンスができあがります。

バック博士は、このようなフラワーエッセンスの作り方を公にしました。博士亡き後、世界中で多数のブランドができて新しいエッセンスが作られています。この様にして、フラワーエッセンスは、現代に住む私たちの心の深いテーマにもはたらきかける、癒しの自然療法として受け継がれているのです。

フラワーエッセンスに関する参考文献

パトリシア・カミンスキ、リチャード・キャッツ(2001)
  『フラワーエッセンスレパートリー』
王由衣 (2021) 『フラワーエッセンス事典』
王由衣(2023)『エネルギーメディスン』

バック博士(1886~1936)の生涯と38種類のフラワーエッセンス


イギリス人。免疫学に関心をもち、腸内バクテリアからワクチン(インフルエンザ予防)を作った高名な医師だったが、名声も捨て、正統医学を放棄して、フラワーエッセンスを作った。 


インフルエンザでも、心理的気質(恐れ、不決断、短気、心配性)に応じて一人一人が病に反応する。「体の健康は本人の心理状態による」「病の背後に、その人の性格類型に特有の隠れた原因が存在する」と述べ、西洋医学は肉体の治療が中心であるが、肉体よりも性格の方がより重要であると述べた。(写真は『エドワード・バッチ著作集』で表紙はバック博士である。)


ウェールズの大自然で育ったバック博士は、1928年 41歳で、患者の性格を頼りに治療するという新しい治療法を発見する。1930年 43歳で、全ての時間を新しい治療法と野草の発見に注ぐ。 治療は芸術と見なし、治療の仕事に携わる者は、人に奉仕する心構えを持つと考える。「バッチは持っている以上のものを人に与える」

1930年8月~1931年春 Twelve Healersを調合し、Seven Helpers, Second Nineteenと、38種類のフラワーエッセンスを完成させ、1936年11月27日、50歳で他界。
(写真は京都の庭)

◎フラワーエッセンスについて

世の中は、フラワーエッセンスに関する情報であふれています。でも、偶然あなたの手に入った、その情報は、それだけで十分なものでしょうか。


ほんとうは、1つのフラワーエッセンスに対して、100人が100人とも同じ反応を示すわけではないと言われています。でも、インターネットを見ていると、時には、「1つのフラワーエッセンスには1つの効き目」と思えてしまうのではないでしょうか。

そこで、試みに、わたしも小さな一石を、投じてみたいと思います。まずは、バック博士によるフラワーエッセンスに対する考え方、分け方をご紹介して、それから、各フラワーエッセンスについて、要所々々で文献を引用しながら、お話します。そして、平凡な一人の女が、イギリスのフラワーエッセンスを使ってみたら、こんな感想を持った、というお話もしたいと思います。もし、読んでくださっている皆さんのお役に少しでも立つなら、こんな嬉しいことはありません。 

(これからは少しずつ書き足していく予定ですので、しばらく未完成であることをお許しください。)

バック(Bach)博士は自分が作った38のエッセンスを3つのグループに分けました。

①Twelve Healers(12 ヒーラーズ)


人が生まれ持っている気質や性格。それらは比喩的に「砂の中に埋まっている」と言われています。それらに対応するエッセンスとなります。

バック博士は、私たちの「生まれもった気質」は育った環境の中で長年にわたって身につけた「パターン」によって覆い隠されることがあると述べました。「そのような人は、自分らしい個性の多くを失っています。ですから、どの12ヒーラーズが必要かを知るためには、凝り固まった習慣や決まりきったやり方から抜け出す助けが必要になります。」 つまり、生まれ持った気質です。どれか1つ、自分のタイプを探すというよりは、自分の中に、これもあれもある、と感じることが多いかと思います。



②Seven Helpers(7ヘルパーズ)

もともと持って生まれた気質や性格ではない。生まれた環境で生きていくために身につけた「パターン」に関連しているエッセンスである。本来の自分を、ある意味、砂の中に埋めて、その後どうやって生きてきたのか。私たちには、日々の生活の中でさまざまな状況に直面し、それらに対応するために、仕方なく身に着けて、年月を経て慢性的になっている反応がある。それらに対応するエッセンスである。

③Second Nineteen(セカンド 19)

バック博士が最後に作った、日常生活で経験する種々の感情や心理状態を乗り越えていくためのエッセンスである。

博士は、自分の人生の目的は「人の心にある病への恐怖を取り除くこと」だと述べている。「恐怖」というものが、それほどに、人をつぶしてしまう恐ろしいものだと考えていたのである。

そして、「お腹がすいたから庭のレタスと取ってきて食べよう。」というのと同じに「恐怖心から病気になったのでミムルスを飲もう。」という会話が日常生活の中で自然に聞こえたら、どんなにいいだろう。そんな風に気軽にフラワーエッセンスを服用してもらえたらいいのに、と言っていたそうである。ちなみに、ミムルスとは、12ヒーラーズの1つで、「原因の分かっている恐れ」に対応するエッセンスである。 



引用文献

『エドワードバッチ著作集』ジュリアン・バーナード編、谷口みよ子訳 BABジャパン 2008.
『心をいやす花の療法』ノラ・ウイークス著、林陽訳 中央アート出版社 2019(1994).  

『植物のかたちとはたらき』ジュリアン・バーナード著、谷口みよ子訳、フラワーレメディプログラム 2013.
『バッチフラワーエッセンス事典』ゲッツ・ブローメ医学博士著、岩田-シュミーク明子訳 東京堂出版 2003.
『フラワーエッセンス事典』王由衣著、(株)BABジャパン 2021. 

『フラワーエッセンス・レパートリー』パトリシア・カミンスキ&リチャード・キャッツ著 王由衣訳 2001.